良いほうへ

良いほうへ

郵送できるサイズの封筒です。

しっかりめの機械漉き和紙で内側を作り、
外側は福西和紙本舗さんの「うすじま」を使っています。

二重の封筒を作るとき、
内側にしっかりした和紙を使うと、
作りやすさは格段に上がります。

薄い和紙を2枚重ねたものは。。。とても!!!美しいのですが、
かなり神経を使いますので(というか。。。神経を使っても使っても!
美しく仕上がらないことがある=がっくり感は計り知れず)、
あまりハードルを上げるより、
気軽に沢山(といっても3枚くらですけど)仕上げたいときは、
扱いやすい紙に助けてもらうということを最近やっと!学んだところです。

ほんとうにやっと。笑
一体何年かかってるんだ。と思いますが、
ハードルを上げることと、
状況に応じて、自分の手を使い分けること、
を、ようやく区別できるようになったということかもしれません。

実用的ではないけれど、ただただ美しい。
という封筒を作るのは、自身の楽しみであり心の栄養なのだと思います。

たかが封筒
されど封筒

それで自分の気分が「良いほうへ」変わるなら、たいしたもの(封筒)だと思います。


画像で使っている子たちは、
向かって左の封筒の「連翹(伊藤若冲)」本柘植遊印は、
「アートニック「ゴールデングリッツ」

右は国産朱肉「彩irodori≪朱赤≫」で捺しています。

「福祐」本柘植遊印は、同じく「彩irodori≪濃赤茶≫」を使いました。

今朝もすこぶるよいお天気です。
透明な朝の光は、今日のがんばりをひたすら応援してくれているよう。

見通し良くいきましょ
工房蓮 藤井あき乃